今回の下絵描きに用意した道具
A4のコピー用紙
HBの鉛筆、クーピーの黒色
消しゴム
顔のパーツの配置を決める。
とりあえずと顔のパーツを配置しましょう。
とりあえずと描きましたが、たぶん、ここが一番難易度高いです。これが出来れば顔は描けるということですから。
下絵が上手になるには、漫画を写したりすると良いと思います。漫画は素早くキレイに絵を描く技の教科書です。真似ることで、上手くそのコツを盗みましょう。
とにかく、今回はパーツを配置しましょう。
例として取り上げる写真の顔は上を見上げています。正面の顔とは違い、配置に高いバランス力が要求されますので、その辺のコツも解説したいと思います。
顔のライン。特にアゴを極める。
私の実感として、上を見上げた顔で最も難しいのはアゴです。
難しいとは、つまりちょっとした違いが気になるということで、今回の似顔絵では重要な部分になります。ここを上手く仕上げるのがこの絵のコツです。
例では、先ほどの下絵の顔のラインを調整して仕上げていますが、アゴのラインの変化は特に気を付けてみて欲しいです。特に、アゴが上を向いているので、その感覚を意識する為に実際の輪郭線では存在しない線をうっすらと描き加えてあります。これは陰影を付ける時の目安になります。
※必要ならば例の画像をクリックして下絵の画像(大)を参照してください。
似顔絵で最も重要なのは眼ですが、2番目に重要なのは、この顔の輪郭だと私は思っています。特に、斜めを向いた顔のラインは頬の辺りを自然に描くのが難しいと感じています。
顔の輪郭で注目して欲しいのは、眼元と口元です。目元は斜めを向いている場合、眼球に隠れて見えないことがあります。この辺の線の処理はけっこう難しいです。あと、頬に描けてのラインも丁寧に描きましょう。
口元は口との関係で2本のラインが交わったように見えます。これも斜めの顔ではよくあることなので気をつけましょう。
似顔絵の鼻を描こう
鼻の穴を濃く塗っただけですが、鼻の存在自体が強調されているように見えるところに注目してください。
また、左右の鼻の穴の大きさのバランス、形状は鼻を描く上で非常に重要ですので、よく見てみてください。特に、向かって右の鼻の穴は鼻の影になるので、形が鼻の頭の輪郭に沿っています。その線が、鼻の頭をイメージさせたりして、鼻の存在感が増します。
鼻は線で表現し過ぎないのがコツです。上手く陰影を操りましょう。
※必要ならば例の画像をクリックして下絵の画像(大)を参照してください。
眼と眉、顔に陰影を加える目安の線を入れる。
今回は黒一色で仕上げることにしたので、陰影の目安を線でつけました。
もし、色を使う場合は線を描きすぎると残ってしまいますので、代わりに色を塗っておいたり、後で使う色に近い色で線を描くなど工夫しましょう。
ちなみに、両目を書き込んだことで、右目とこめかみの距離を調整しました。実際にはこめかみは髪に隠れているので、髪の生え際との位置を調整したことになります。
口、髪を描き加える。
口を描く場合は、左右の口元に特に気を付けましょう。左右の口元をつなぐ線も、口を主張する上で大切ですが、口元とは違い、濃く描けばよいというわけではないので、加減に気をつけましょう。
唇の輪郭も、多少は描いておかないとイメージできないので、輪郭を軽くわかるようにしてくのがコツです。
髪の毛については、リアルに描くのならば、一度に塗りつぶす前に、髪の毛を意識できる程度に線が入っていた方がよいでしょう。イラストとしてリアルとは違う物を目指す場合は、輪郭を上手くデフォルメして、髪の毛は描かずに輪郭だけ描き出した方がキレイに見えます。
ただ、私が主に使用しているクーピーは塗りつぶすのに向いている画材ではないと思います。
顔に陰影を付けましょう。
うっすらと上手く塗れるよう練習しましょう。基本的には慣れが重要だと思います。薄く均等に塗る技術がつけば、消して描き直すなども自在にできるので、時間をかけて真似ればよいだけだと思います。
濃く塗り過ぎないように気をつけましょう。
陰影を付けることで、鼻が存在を主張するようになります。顔の中で陰影が特徴的なのは、鼻、頬、眼の下、口元などです。
陰影自体は実は適当でも大丈夫です。似せることが目的の場合は時間をかけた方がよいと思いますが、顔を描ければよいという程度の場合はここで時間を省略できます。
髪の毛を塗って似顔絵が完成。
今回はこれで完成としました。
髪の毛は先に描いた線が消えてしまってはもったいないので、こちらも濃く塗り過ぎないように気をつけましょう。
目や口元、鼻の穴など、確実に影になったり、元々が黒い部分はしっかりと黒く塗りつぶすのがキレイに見せるコツです。黒がより黒いほど絵に深みが出ます。
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